凱旋門賞(G1)ソットサスは「武豊」次第!? 大本命エネイブル評価急落で「超高額配当」ゲット!?
6日にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1)は、日本でも海外馬券が発売され、大きな盛り上がりを見せている。さっそく予想に入りたい。
凱旋門賞には極端な傾向がある。過去10年で3歳牡馬と3歳牝馬、そして4歳牝馬にしか勝利例がないことだ。
統計的に最もG1勝利が多いはずの4歳以上牡馬には不利なレース。過去10年どころか、4歳以上牡馬が最後に勝ったのは19年前2002年のマリエンバードまで遡る。フィエールマン、ブラストワンピース、キセキの3頭すべてが該当する日本勢は今年も悲願達成は難しいのかもしれない。
その上で本命「◎」は3歳牡馬の仏ダービー馬ソットサスとした。3歳牝馬の参戦がない今年は、3歳牡馬と4歳牝馬の争いとなるはず。その上でソットサスには2つ有利な点がある。
1つ目は史上初のオープンストレッチが使用されることだ。
最後の直線で仮柵がなくなり、インコースに大きなスペースができる。密集を避けるために取られる処置だが、大きなアドバンテージを得られるのは、やはりインから競馬する馬だ。その点、ソットサスは最内枠からのスタート。恩恵を得られる可能性が最も高い存在と言えるだろう。
2つ目は重馬場開催の可能性が高まってきたことだ。
現在のパリロンシャンは、すでに重い馬場で回復が待たれている状況。しかし、週末はあいにくの空模様になりそうで、重馬場開催は濃厚だ。ソットサスは重馬場だった3走前のシュレンヌ賞(準重賞)で6馬身半差の圧勝劇。血統的にも重い馬場での勝負は望むところだろう。
また、最後の直線で行き場を失いながらも、前が開いたほんの一瞬で差し切った前走ニエル賞(G2)の内容は圧巻だった。
同じC.ルジェ厩舎のソフトライトが出走できた点も大きい。鞍上の武豊騎手がプロフェッショナルな一面を覗かせるようなら、4連勝で世界の頂点に駆け上がる可能性が高まる。