【南部杯(G1)展望】「王者」ゴールドドリームらG1馬VS「3連勝」新星アルクトス! 秋のダートG1開幕戦にC.ルメール騎手「ビッグチャンス」
久々のビッグタイトルが欲しいオールブラッシュ(牡7歳、栗東・村山明厩舎)にもチャンスが巡ってきた印象だ。
2017年の川崎記念(G1)以降、G1勝ちから遠ざかっているが、昨年の浦和記念(G2)を快勝してから1、3,3,4着と戦績が安定。前走の帝王賞(G1)こそ後ろからの競馬になってしまい9着に惨敗したが、前に行ってからの安定感には磨きがかかってきた。
今年の川崎記念(G1)の覇者ミツバ(牡7歳、栗東・加用正厩舎)も不気味な存在だ。
和田竜二騎手との初コンビが結成された今年の川崎記念では、中団から早めに進出する積極的な競馬がハマった。力強い伸びを見せ、ケイティブレイブやオールブラッシュといったG1常連組に完勝。初のG1制覇を飾っている。マイル戦出走自体は2015年以来となるが、1700m戦の昨年のエルムS(G3)では3着に好走。マイル戦に対応できるだけのスピードはありそうだ。
他にも武蔵野S(G3)を勝ったサンライズノヴァ、昨年のコリアC(G1)を制したロンドンタウン、距離が課題ながらもスピードのあるノボバカラなどの伏兵陣も魅力。
交流重賞ながら、やはり中心はJRA勢か。中でも実績十分のゴールドドリームにとっては負けられないレースとなるだろう。発走は14日(月)の17時30分となるが、台風の影響もあり、まずは無事にレースを迎えられることを祈りたい。