ジャパンC武豊マカヒキ「大波乱演出」未遂をアンカツも大絶賛! 「狙い通り。あれしかない」あと一歩で大万馬券にファン騒然!?
世界の名手たちに日本人騎手が意地を見せた。
24日、東京競馬場で行われたジャパンC(G1)は、1着こそスワーヴリチャードのO.マーフィー騎手が見事勝ち切ったが、2着から7着までを日本人騎手が独占。
史上初の外国馬出走ゼロに替わる形で外国人騎手に注目が集まったが、ホームアドバンテージを握る日本人騎手が意地を見せた。
今年のジャパンCは、若くして英国のリーディングを獲得したマーフィー騎手を始め、8年ぶりの来日となったL.デットーリ騎手、今月のエリザベス女王杯を勝ったC.スミヨン騎手、昨年のマイルCSを勝利したW.ビュイック騎手、日本でお馴染みのR.ムーア騎手など、JRA免許を持つC.ルメール騎手やM.デムーロ騎手を含めれば、実に国際色豊かな世界的名手が集った一戦だった。
しかし、そんな“逆風”の中で結果を残したのは、むしろ日本人騎手たちだった。
「狙い通り。あれしかない、という競馬で頑張ってくれた。復活の兆しが見えたレースだった」
惜しくも2着に敗れたカレンブーケドールの津村明秀騎手、3着ワグネリアンの川田将雅騎手の活躍も然ることながら、レース後、ファンの話題をさらったのは12番人気のマカヒキを4着に突っ込ませたレジェンド武豊騎手だった。
「スタートで出遅れた際は、厳しくなったと思われたマカヒキですが、武豊騎手は落ち着いていました。道中は腹をくくった最後方待機で、最後の伸び脚は際立っていました。惜しくも4着でしたが、もう少しで万馬券を演出するところでしたね」(競馬記者)
これといった逃げ馬不在の中、予想よりも先行馬がやり合ったせいもあって1000m通過は60.3秒。
この馬場状態を鑑みれば、想定以上にタイトなペースになった流れも味方したが、誰もが「もう終わった」と思っていた2016年のダービー馬で、大波乱演出まであと一歩に迫った騎乗は、さすが武豊といったところか。