【高松宮記念直前】常識を打ち破れ!? スピード×スピード「狂気の配合」が競馬を変える?

カレンチャン(cake6より)

サラブレッドがスピードを追い求めないでどうする!

 本日”電撃戦”の高松宮記念(G1)が開催されることもあるが、競馬が「馬に人が乗って”速さ”を競うもの」である限り『究極のスピード』を追い求めるロマンに興味は尽きない。

 もしも、競馬がただ着順を競うだけのものなら、わざわざタイムを測定する必要などないはずだ。

 昨年、若干16歳で日本代表として世界陸上に出場し、男子200mでは準決勝までいったサニブラウン選手は、ガーナ人で元サッカー選手の父と日本人で陸上選手だった母を持つ「陸上界のサラブレッド」といわれている。

 ならば、「サラブレッドの語源ともなる競走馬が、スピードを求めないでどうする」というわけだ。ましてや昨今はロードカナロアやモーリスのように短距離でも活躍次第で年度代表馬になれる時代。

 だからこそ、今回は”狂気”とも思えるような「夢のスピード配合」に注目してみたい。

 というのも、今年になって2011年のスプリンターズS(G1)と翌12年の高松宮記念(G1)を制したカレンチャンに待望の第一子(牝馬)が誕生したからだ。しかも、そのお相手は2012年のスプリンターズSや香港スプリント(G1)を制し、2013年には年度代表馬にもなったロードカナロアである。

 これぞ、まさに『究極のスピード』を追い求めた夢の配合ではないだろうか。

 2012年のスプリンターズSでは夫婦でワン・ツーゴールするなど、現役時代から”アツアツ”だった二人。近年の競馬を代表する名スプリンター同士の配合ともなれば、今回産まれた”お嬢さん”には、一体どれだけのスピードが備わっているのか今から楽しみで仕方がない。

 だが、その前に「スピード×スピード=究極のスピード」という単純明快な図式が、本当に実際の競馬で通用するのかどうか、過去の例を参考にして考察したいと思う。

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