JRA川田将雅「マスコミ嫌い」卒業!? チャンピオンズC(G1)クリソベリル「楽しみ――」ポスト武豊“現実味”で心境に変化?
1日、中京競馬場で発走を迎える今年のチャンピオンズC(G1)。最大の焦点は「世代交代」だろう。
長らくトップホースとしてダート界を牽引してきたゴールドドリームを筆頭に、春のダート王インティ、充実著しいオメガパフューム、チュウワウィザードら古馬陣は、相変わらずの充実ぶりだ。
そこに風穴を開けようとしているのが、無敗の大物3歳馬クリソベリル(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)である。
ここまで5戦5勝。最も高い単勝オッズが1.6倍。他は1.2倍か1.1倍という、圧倒的人気に応えてきたクリソベリル。これだけを見ても、ダート界の新たなスターホースになる資質は十分だ。今回、初めて古馬の超一線級と戦うことになるが、1番人気になることが濃厚といえるだろう。
ただ、そんな世代交代を目論む新鋭にも、一つ大きな問題がある。主戦の川田将雅騎手が今年のJRA・G1をまだ勝てていないという点だ。
「全体の勝率ではリーディングのC.ルメール騎手を上回っており、タイトルも獲れそうな川田騎手ですが、ことG1になると、どうにも勝ち切れていません。
先週のジャパンCでも、わざわざ京都の騎乗予定をキャンセルしてまで、ワグネリアンに乗りに行ったんですが、結果は3着。
レース後、友道康夫調教師が『勝った馬とは通ったコースの差』とコメントしていたように、勝ちに行ったスワーヴリチャードのO.マーフィー騎手や、カレンブーケドールの津村明秀騎手と比較しても無難な印象を受けました」(競馬記者)
結果的に最後の直線での追い出しが遅れたことが敗因といわれているが、記者曰く、某調教師は「絶好枠を全く活かせてなかった」とコメント。「(福永祐一騎手の騎乗停止による)ピンチヒッターで、次があるわけじゃないんだから、もう少し積極的に乗れば良かった」と苦言を呈していたようだ。