JRA「マーフィーで復活」ペルシアンナイトが香港マイルでも末脚爆発? 去年は「枠」に泣いたが……

 8日、香港のシャティン競馬場では、香港C、ヴァーズ、マイル、スプリントの4つのG1からなる香港国際競走が開催される。そして香港マイルには、インディチャンプ、ノームコア、アドマイヤマーズら、今年のJRAのG1を勝った馬3頭に加え、復調傾向のペルシアンナイト(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が出走を予定している。

 2年前のマイルCSでは3歳馬ながら、年長馬を抑えて勝利を飾ったペルシアンナイト。将来を嘱望された存在だったが、その翌年の大阪杯(G1)、マイルチャンピオンSなど2着はあるもの、勝利までは結びつかず。それどころか馬券圏内に入ることも少なくなってきた。

「ペルシアンナイトは長らくM.デムーロ騎手が主戦でしたが、この結果も影響したのか、陣営もついに今年の後半から乗り替わりを決断。毎日王冠(G2)ではA.シュタルケ騎手を背に好位追走から4着に入ると、前走のマイルチャンピオンSはO.マーフィー騎手で挑戦しました。

 出遅れて後方からの競馬となりました。でもマーフィー騎手は慌てず勝ち馬インディチャンプの後ろという絶好位につけて脚をためると、差し切ることは出来なかったものの3着と、得意の舞台で存在感を示しました。マーフィー騎手は戦前に『僕がうまくエスコートできれば、いい結果が出ると思う』と語っていましたが、見事に有言実行してみせましたね」(競馬誌ライター)

 マーフィー騎手に導かれ、復活の兆しを見せつつあるペルシアンナイト。昨年、香港マイルは5着に終わっていたが、このコンビでならばより良い結果が出ても不思議ではないはずだ。

「すでにペルシアンナイトは現地に渡っています。2度目の香港ということもあり、斉藤勲調教助手も『落ち着いて来られました。問題なく順調です』と心強いコメント。5日に最終追い切りを行い、本番に控えるようですね。

 昨年は大外枠に入り、早めに進出したものの伸びきれず5着に終わっています。去年は枠に泣いたところもありましたし、今年はもう少し内枠がほしいでしょうね。状態は上がってきているようですし、展開が向けば上位進出も十分あり得ると思います」(競馬記者)

 香港マイルは日本時間8日(日)16時30分発走予定。ペルシアンナイトら日本勢はどんな走りを見せてくれのか。今から楽しみだ。

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