朝日杯FS(G1)細江純子グランレイ「9万馬券・神予想」も“後出し”でファン阿鼻叫喚!?「雰囲気がいい」からの14番人気3着激走で大万馬券も……

 15日、阪神競馬場で行われた朝日杯フューチュリティS(G1)は単勝2.0倍に推された1番人気サリオスが2馬身半差の完勝。

 2番人気タイセイビジョンが2着と平穏な結果に終わったかに見えたが、3着に16頭中14番人気のグランレイ(牡2歳、栗東・池添学厩舎)が激走したため、三連単は9万馬券と波乱の決着となった。

 レースは、終始好位を進んだサリオスが早めに抜け出す完勝劇。2着タイセイビジョンの武豊騎手も会心の騎乗だったが、大本命にスキのない競馬をされては仕方がない。そんな状況の中、ゴール前で異常な末脚で伸びてきたのが単勝229.3倍のグランレイだった。

「最後の直線に入った段階では、まだ最後方の辺りだったんですが……いやあ、びっくりしました。デビュー戦で2番人気だったように素質はあるんですが、まだ未勝利戦を勝ったばかりということで軽視されていました。

スタートがあまり良くなく、無理をせずに後方から腹をくくった騎乗をした池添謙一騎手も、見事な判断だったと思います」(競馬記者)

 2歳王者を決める一戦で、前走未勝利勝ちの単勝229.3倍で14番人気。近走の成績などの“常識”に捕らわれていては、なかなか買える馬ではないはずだ。今回ばかりは、さすがに「どうやっても買えない」といった諦めの声が大多数と思われたが……。

 レース後、SNSや掲示板などのネット上では「もう少し早く知っていれば!」「もう馬券買ってしまってたよ」「獲れた馬券だわ」など多くの“嘆き”の声が聞かれていたから驚きだ。

「どうやらレース中継を行っていた『みんなのKEIBA』(フジテレビ)に出演している、元JRA騎手の細江純子さんがグランレイを推奨していたようです。ただ、視聴者がそのコメントを聞けたのは、ファンファーレが鳴る直前と締め切りギリギリだったとか。そのため、買えなかった人が数多くいたようですね」(競馬記者)

「ちょっと1頭、人気薄なんですが『雰囲気がいいな』と感じるのは9番のグランレイですね」

 元ジョッキーという経歴を活かし、番組では毎週パドックや返し馬の推奨馬を挙げている細江さん。下手な予想家やメディアより、よほど高い信頼度を得ているようで「細江さんの予想が聞けるから番組を見てる」というファンも少なくないほど……。

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