JRA有馬記念(G1)武豊ワールドプレミア「自信なさすぎ?」対するヴェロックスは過去最高!? 栗東所属馬現地情報ゲット!
暮れのグランプリ・有馬記念(G1)。この大一番で結果を残すべく、出走馬を管理する陣営は準備に余念がない。今回はそんな慌ただしい日々を過ごす栗東の関係者たちから伝えられた(秘)情報をお届けしよう。
低迷が続くアルアイン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)はラストランにかける。
今年は北村友一騎手とともに大阪杯(G1)を制覇すると、宝塚記念(G1)でも4着と掲示板をキープ。だが、秋は天皇賞・秋(G1)で14着と大敗を喫すると、R.ムーア騎手を背に臨んだマイルCS(G1)も16着と下位に沈んでいる。
「秋の2戦は散々でしたね。スタッフは『稽古を嫌がるなどムラっ気が強くなっている』と話し、『また前なら負けるにしてもあんなに負けることはなかった。秋2戦は途中で気持ちが切れてしまっている』と頭を抱えていました。
ここで引退なので頑張ってほしいのですが、距離も延びますし、集中力を持続させるのはさらに難しいかも……」(栗東関係者A)
今の状態で強力なメンバーを相手にするのは厳しいか。
アルアインと同じくここがラストランになるが、シュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)の陣営は色気を見せている。
今年前半は海外を転戦し、前走のジャパンC(G1)から国内復帰。C.スミヨン騎手を背に挑むも9着に終わったが、1戦叩いたことで状態は上向いているとも伝えられている。
「スタッフは『ズブい面があるので併せ馬でハードに』と明かしたように、陣営に“記念出走”のつもりは全くなく、しっかり稽古をつけていましたね。
年齢を重ねて反応が鈍くなったため、“よーいドン”の瞬発力勝負になると苦しいでしょうが、『このメンバーならペースが落ち着くこともないはず。あとは、道中でいかにロスなく立ち回れるか』と意欲を見せていました。昨年は3着でしたが、その再現もあるかも」(栗東関係者B)
現役引退の花道を飾る!?
エタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)は、引退する馬たちを見送りがてら、ここで復活の狼煙をあげたい。
シルバーコレクターといわれたのも今や昔。今年は期待された天皇賞・春(G1)で4着に終わると、これで歯車が狂ったのか、宝塚記念(G1)9着、京都大賞典(G2)5着、ジャパンC(G1)7着と、馬券圏内にすら入れなくなってしまった。
「前走からブリンカーを深いものに替えたおかげで、かつての前進気勢が復活。鞍上の横山典弘騎手は『いい頃のエタリオウに戻ったんじゃないかな』と明かすと、友道調教師も『ようやくエタリオウらしさが出た』と語るなど、手応えを感じているようです。
稽古ではあまり派手な動きは見せませんが、『気持ちを乗せる併せ馬をやっています』と馬に合った稽古をしているといい、『最後まで真剣に走ればここでも面白いと思います』と明かしていました」(栗東関係者C)
ちゃっかり上位進出なんてことも?