JRA京都金杯(G3)「何故」ダイアトニックはマイルに? 適性見極めるC.スミヨン騎手と北村友一騎手の言葉
「昨年のダービ卿チャレンジT(G3)では4着だったんですが、レース後、北村友一騎手が『ストライドの小さな馬なので、外々を回る競馬はしたくなかった』と敗因を挙げていました。中山のマイル戦で7枠14番は敗因になってもおかしくないですが、それ以上に気になかったのが『ストライドが小さい』ということ。
ストライドが小さなピッチ走法は加速性に優れ、スタートが安定するなどのメリットもありますが、その一方で短い距離に向いているとも言われています。香港スプリント(G1)を連覇したロードカナロア産駒ですし、個人的にはマイルよりもスプリント路線に進んでほしい馬ですね」(別の記者)
ダイアトニックが1400mのスペシャリストであることは明らかだが、JRAに1400mのG1はない。マイルか、それともスプリントか――。いずれにせよ、その素質は一級品。すでにスワンSを勝っていることからも、求められているのはG1勝利だ。
果たして、どちらへ進むのか。遅咲きの大器にとって、今回は重要な試金石になる。