JRA「コンビ復活」藤田菜七子×コパノキッキング!? O.マーフィーで根岸Sも、カギを握るサウジアラビア遠征の「日程」

 17日、JRA藤田菜七子騎手が来月28日にサウジアラビアのキング・アブドゥル・アズィズ競馬場で行われる騎手招待レースに参戦することがわかった。

 先週、通算101勝目を達成し、見習い卒業となった藤田菜七子騎手。昨年6月のスウェーデンで行われたウィメンジョッキーズワールドカップで優勝した実績があり、8月には英国の騎手招待レース・シャーガーCにも参戦した。

 それ以来の海外遠征となるが、本人も「これまでに様々な国で騎乗してきた経験を活かしたい」と力が入っている。

 日本の競馬ファンにとっても楽しみな挑戦になりそうだが、ここで浮上してくるのが「アノ馬」とのコンビ再結成の可能性だ。

「コパノキッキングですね。昨年は藤田菜七子騎手で東京盃(G2)とカペラS(G3)を勝って、騎手にとっても記念すべき重賞初制覇となりました。

しかし、次走の根岸S(G3)は、オーナーのDr.コパさんの『菜七子に重賞を勝たせる責務は果たした』という方針もあって、O.マーフィー騎手との再コンビで参戦します。ただ、マーフィー騎手の短期免許は2月3日まで。その後の鞍上に関しては陣営も『未定』としており、動向が注目されています。

昨年同様、フェブラリーSに向かう可能性もありますが、サウジアラビア遠征にも登録しています。実はそのレース開催が、藤田菜七子騎手が参戦する招待レースの翌日なんですよ」(競馬記者)

 2月23日のフェブラリーS(G1)の前哨戦として位置づけられている根岸S。実際にコパノキッキングは昨年、このレースを勝ってフェブラリーSへ駒を進めたが、鞍上のマーフィー騎手は1600mの距離延長に対して「ノー」と否定的な見解を示していた。(結果は5着)

 一方、サウジアラビアの国際競走が行われるのは、フェブラリーSの翌週29日。1800mのサウジCに登録があるコパノキッキングだが、1200mのリヤドダートスプリントにも登録しており、適距離のこちらへ参戦する可能性も高い。

「昨年はマイル挑戦に『ノー』を突きつけられたコパノキッキング陣営ですが、もう1度マーフィー騎手の意見を聞いてみたいのかも。本馬も競走馬としてまた一回り成長しましたし、昨年の経験でマイル戦へ、ある程度のメドは立ちました。今なら、マーフィー騎手の見解も変わるかもしれません」(別の記者)

 無論、仮にコパノキッキングが日本の短期免許期間とは関係ないサウジアラビアへ遠征することになれば、そのままマーフィー騎手が継続して騎乗する選択肢もある。

「今年はレースも騎手も調教師に全て任せる」と語っていたDr.コパオーナー。果たして、村山明調教師の判断は? 藤田菜七子騎手とのコンビ復活を待っているファンは多いはずだが……。

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