JRA「大本命」川田将雅ダイヤモンドS(G3)タガノディアマンテにプラス材料山積み!? 驚異オルフェーヴル産駒の長距離実績
フェブラリーS(G1)の前日22日(土)、東京競馬場では芝3400mのマラソンレース、ダイヤモンドS(G3)が行われる。JRAで行われる芝3400m戦は1年に一度、このレースしかない。
『netkeiba.com』の予想単勝オッズでは、タガノディアマンテが2.1倍で1番人気となっている。昨年のきさらぎ賞(G3)で2着に入っている馬である。その後はスプリングS(G2)で4着、京都新聞杯(G2)で5着など善戦はするものの、なかなか馬券圏内に入ることができなかった。
タガノディアマンテの「善戦止まり」に終止符が打たれたのは、前走の万葉Sだった。スタートで出遅れて、最後方からのレースとなったが、4コーナーから最後の直線に入ったところで馬群から抜け出し、2着以下に3馬身1/2差をつけて快勝。手綱を取った川田将雅騎手はレース後、「外枠だったので、馬の気持ちを優先し、出遅れても前半は無理にポジションを取りに行かなかった。リズム良く走ることができた」と振り返っている。
川田騎手がタガノディアマンテに騎乗したのは、この万葉Sが初めてだった。記者は「川田騎手はこの馬を変える可能性があるよ。強力なタッグになるかも」と語る。
タガノディアマンテはオルフェーヴル産駒である。昨年、JRAでオルフェーヴル産駒に川田騎手が騎乗した際の戦績は【8・1・5・9】。勝率が34.8%、連対率が39.1%と、3回に1回以上の確率で連対しているのだ。更に3着内率は60.9%で、高確率で馬券になっていることになる。ちなみに、オルフェーヴル産駒で挙げた8勝という数字は、オルフェーヴル産駒に騎乗した騎手の中でも最も多い。
川田騎手は今回のダイヤモンドSでも引き続き、タガノディアマンテの手綱を取る。ハンデは55キロ。このレースに登録されている馬の中には、リッジマンとサトノティターンが57キロ、ウインテンダネスが56キロと、タガノディアマンテよりも重いハンデとなっている馬もいる。穴党のファンでも、逆らって買い目から外して馬券を購入するのは無謀かもしれない。
オルフェーヴル産駒にはこんなデータもある。昨年、JRAで行われた2500m以上のレースにおける、オルフェーヴル産駒の成績は【4・1・3・13】。勝率19.0%、連対率23.8%、3着内率38.1%という数字は、2400m以下のレースに出走時のものを上回る。3400mという距離も、オルフェーヴル産駒のタガノディアマンテには絶好の舞台と言えるかもしれない。
今回のダイヤモンドSでタガノディアマンテは、オルフェーヴル産駒、長距離戦、川田騎手と、プラス材料が全て揃った形での出走となりそうだ。負けられない一戦と言えるかもしれない。