JRA世代で「10馬身差」抜けている!? カフェファラオ「米3冠」へ!ヒヤシンスS(L)「ダート最強」3歳馬が出陣!

 23日(日)東京競馬場でフェブラリーS(G1)が開催される。今年最初のG1ということで、盛り上がりが予想されるが、同日9RにフェブラリーSと同じダート1600mで行われるヒヤシンスS(L)にも注目していただきたい。

 3歳世代ダート「No.1」の呼び声高い、カフェファラオ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)がデビュー2戦目を迎える。

 カフェファラオは12月の中山ダート1800mの新馬戦でデビューした。好スタートを切ると先頭に立ちレースを進め、直線では後続をどんどん引き離してゴールを駆け抜けた。2着馬に「10馬身差」、3着馬にはさらに「9馬身差」をつける衝撃のデビューを飾った。

「衝撃の着差だが、騎乗したR.ムーア騎手は直線で最後まで追っており、必要以上の着差がついた感は否めない。

 しかし、2着馬は次走の未勝利戦で2着に『7馬身差』をつけて勝利、3着馬も次走で未勝利戦を勝利している。決して相手が弱かったわけではないことが証明され、カフェファラオの評価は鰻登りだ」(競馬記者)

 カフェファラオは父American Pharoah、母Mary’s Follies(母父More Than Ready)という血統の米国産馬だ。

 父は2015年にアメリカ三冠競走(ケンタッキーダービー(G1)、プリークネスS(G1)、ベルモントS(G1))を制し、37年ぶりの米三冠馬となる。更に同年のブリーダーズカップクラシック(G1)を勝利するという、史上初の大偉業を成し遂げた世界的名馬だ。

 今年の3歳馬がAmerican Pharoah初年度産駒のため、世界中のホースマンが子供たちの活躍に熱い視線を注いでいる。海外ではすでに重賞勝ち馬を輩出し、日本国内でも7頭が出走し、5頭が勝ち上がる好調なスタートだ。その中の国内最有力馬がカフェファラオだ。

 カフェファラオは「アメリカ三冠競走」に登録をしたことが発表されている。ヒヤシンスSを圧勝すれば、ダートの本場アメリカでの活躍が現実味を帯びてくる。偉大な父に近づくためには、まずは国内制圧が必須である。

 ヒヤシンスSはカフェファラオを米国遠征前に国内で見られる「ラストチャンス」になるかもしれない。日曜日はG1以外のレースからも目が離せない。

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