JRA阪神大賞典(G2)三連単2点で楽勝!? キセキ1着固定も「見せ場は作れる」万馬券のカギを握る「アノ激走馬」に注目!
春の天皇賞(G1)を見据える重要なステップレースである阪神大賞典(G2)。今年も名うてのステイヤーがずらりと出揃った。その1戦に「現場の声を重視するブロディN」が挑戦。難解なレースを読み解く。
「◎」はキセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)。ここは外せない。
昨年の2着に終わった宝塚記念(G1)以来、久々に川田将雅騎手とコンビを結成。陣営は「正直、メンバー的には負けられない。早めに栗東に戻して立ち上げもスムーズでしたし、いい形で迎えられそうです」と語る。
現役屈指のスタミナを誇り、レースの形も逃げ、差しと自由自在。「展開も気になりません。この馬のリズムで運べれば結果は出ます」と強気な姿勢を崩さなかった。古馬重賞初勝利をここであげるか。
中長距離戦で頭角を現しているボスジラ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎)は「○」だ。
クラシックに出走は叶わなかったが、昨年の夏から3連勝。中長距離で期待の1頭として数えられ始めた。
「前走のダメージもなく、体調面は問題なさそうです。最終追い切りは、坂路コースで3頭併せ。50秒0、ラスト12秒4の好時計を記録しています。国枝師は『追いかけて交わすように指示した』と淡々と話していましたが、迫力満点の動きを見せてくれました。
3000mは初挑戦ですが、『いつものんびりしたタイプなので、長距離もこなしてくれるはず』と明かし、『十分やれるくらい馬が成長してきた』と愛馬の成長に目を細めていましたよ」(美浦関係者)
「▲」はついに才能が開花した感のあるトーセンカンビーナ(牡4歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。
3歳春まで結果を残せていなかったが、夏に藤岡康太騎手とコンビを結成してから一変。順調に勝ち星を重ねて、ついにOPクラスにまであがってきた。
「良血馬が段々と力をつけてきたという印象があります。いつもゲートで出遅れますが、それでもオープンまで上がってこれたのは、高い能力に加えて、決め手となる鋭い切れ味の末脚があるからです。
ゲート難を解消できれば、さらに上も目指せると思いますがスタッフは『これでも以前よりは改善の兆しが(苦笑)。我の強い馬なので、じっくりとやっています』と明かしていました。練習の成果も徐々に出ているようですし、ここでも上位進出が見込めるでしょう」(競馬誌ライター)