「美人すぎる女性騎手」ミシェル今月末で見納め!? 特例による期間延長の希望かなわず……

 地方競馬で騎乗するため1月24日に来日するや「美人すぎる女性騎手」として、瞬く間に空前の大フィーバーになったM.ミシェル騎手(川崎・山崎裕也厩舎所属)だったが、短期免許失効後にフランスへ帰国することがわかった。

 新型コロナウイルス感染防止のため、各地で無観客競馬が開催されるなか、期間延長を希望していたミシェル騎手にとっても悲しい知らせとなった。

地方競馬から交付されていた短期免許の期限は3月31日まで。4月からはアメリカでの活動を予定していたが、コロナ余波の影響で断念。

 ミシェル騎手はNAR(地方競馬協会)に対し、例外的な状況でもあり、今回に限って何か解決策を見つけていただきたいと1ヶ月間の期限延長を希望していた。

 社台ファーム代表の吉田照哉氏は「(ミシェル)本人は日本に残ることを希望していたようですが、それも難しいみたいで、フランスに帰ることになりそうです。ただ、この先も地方には戻って来ると思うし、私もビザを取るなどのサポートをするつもりです」と説明している。

 その可憐な容姿も相まって「ミシェル・フィーバー」を巻き起こした貢献度を考えると、期限延長希望が叶わなかったことは非常に残念な決定だったといえる。

 懸念されるのは、母国フランスへ帰国をしたとしても、当のフランス競馬は新型コロナウイルス拡大防止のために、4月15日までの競馬開催が中止となっており、無観客でも開催をしている日本とは異なることである。

開催そのものが中止となる以上は、帰国をしても競馬がない。ミシェル騎手が延長を希望したのは至極当然の流れだっただろう。

 JRAの場合だと、例外的にルール変更で対応したことがある。

 かつてM.デムーロ騎手がネオユニヴァースで皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)の二冠を達成した際に、3ヶ月の短期騎手免許の有効期限を使い切っていた。従来のルールだと三冠のかかった菊花賞(G1)に騎乗できない。

このとき、JRAは「1年の間に同じ馬でGI競走2勝以上を挙げ、年内に同じ馬でG1へ出走する当日に限り騎乗が可能」という特例を新たに設けた。

そのお陰でデムーロ騎手は菊花賞(G1)に騎乗することが可能となった。また、昨年の有馬記念(G1)ではリスグラシューとコンビを組んだD.レーン騎手が、この制度を利用して再来日し、勝利している。

 無観客競馬が実施される以前、ミシェル騎手目当てに競馬場へ足を運んだファンは多かったのではないか。21日に更新したミシェル騎手のインスタグラムでも、手でハートマークを形どる画像を載せ、ファンからは「やっぱりかわいい」「ずっと日本で乗ってほしい」「帰らないで!」と別れを惜しむコメントも少なくなかった。

 JRAとNARの違いはあれ、NARは来場者及び、売上増の一翼を担った立役者に対し、もう少し柔軟な対応はできなかったのだろうか。

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