秋華賞は「ヴィルシーナの全妹」が一発逆転!? 大魔神の愛馬ヴィブロスが前走で受けた「不利」とビッシュとの比較


 ただ、福永騎手のレースプランが大きく崩れたのが間違いない以上、前走のビッシュとの着差をそのまま鵜呑みにするのは早計だ。ビッシュが完璧なレースをした分、余計に着差がついたとも考えられる。むしろ、不利があっても闘争心を失わず脚を伸ばした精神力を称えるべきではないだろうか。上がりもビッシュが35,3、ヴィブロスが35.5と差はなく、ヨーイドンでは互角と思われる。

 秋華賞の舞台である京都は2歳時に2度走って1勝2着1回。2歳戦ということで大きな参考になるのかは微妙だが、陣営にも決して苦手意識はないはず。姉ヴィルシーナは競馬場に関係なく安定した成績を収めていた。

 姉の果たせなかった3歳牝馬G1制覇の夢を、妹は成し遂げるか。不利なく瞬発力勝負のレースになれば、再びビッシュとの一騎打ちになる可能性も十分にあるだろう。

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