JRAサトノフラッグ「ルメール・アウト」で日本ダービー(G1)「復活」戸崎圭太浮上!? 「本当に1着だけが欲しい」2年連続2着に熱い思い
ついに、あの名手の“出番”なのだろうか――。
7日、日本ダービー(G1)を目指していたワーケア(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)の鞍上を主戦のC.ルメール騎手が務めることがわかった。
今年3月の弥生賞(G2)で1番人気に支持されるも2着に敗れ、優先出走権を持つ皐月賞(G1)をパスし、日本ダービーに矛先を替えたワーケア。3着に退けたオーソリティが先週の青葉賞(G2)をレコード勝ちしたことで、その評価がますます高まっていたが、デビュー戦から手綱を執り続けているルメール騎手が鞍上に決まったことで、さらに熱い視線を集めそうだ。
しかし、その一方、今回の決定で日本ダービーの「鞍上問題」が浮上した馬がいる。この弥生賞を快勝したサトノフラッグ(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。
弥生賞でワーケア、オーソリティといった強豪を退け、皐月賞の最有力候補の1頭に挙げられていたサトノフラッグ。本番では2番人気に支持され、コントレイル、サリオスと「3強」を形成していた。
しかし、レースでは5着に惨敗……最後の直線で、コントレイルとサリオスが壮絶な追い比べを演じる中、サトノフラッグは掲示板を死守するのがやっとという結果。レース後、騎乗したルメール騎手が「走りがだんだん小さくなる感じ」と振り返った通り、父ディープインパクト譲りの雄大な走りは影を潜め「3強」の明暗が大きく分かれた。
あれから約3週間。日本ダービーでの巻き返しを目指しているサトノフラッグだが、ルメール騎手にワーケアとのコンビが決定し、弥生賞で手綱を執った武豊騎手もアドマイヤビルゴか、それともマイラプソディかと、本馬の騎乗は難しい状況と述べざるを得ない。
そんな中、ここに来て「あの名手」とのコンビ復活の可能性が急浮上している。