JRAサトノフラッグ「ルメール・アウト」で日本ダービー(G1)「復活」戸崎圭太浮上!? 「本当に1着だけが欲しい」2年連続2着に熱い思い
「長く落馬負傷していた戸崎圭太騎手が、今月から美浦トレセンに元気な姿を見せるなど、戦列復帰が近づいています。すでに調教にも騎乗しており、復帰まであと一歩といった印象。これなら31日の日本ダービーには、間に合うんじゃないでしょうか」(競馬記者)
昨年10月に行われたサトノフラッグのデビュー戦に騎乗していた戸崎騎手。結果は6着だったが、陣営の信頼は厚く、今年3月の弥生賞に騎乗する予定だった。しかし、昨年11月に落馬事故に遭って長期休養……弥生賞、皐月賞には武豊騎手とルメール騎手がそれぞれ“代打”を務めた格好だ。
「今年は俺だったのになぁ……」
これは『競馬ラボ』で連載中のインタビュー企画『週刊 戸崎圭太』で昨年の日本ダービー直後に戸崎騎手が思わず漏らした“本音”だ。実は戸崎騎手は現在、日本ダービーで2年連続2着という悔しい思いを味わっている。
一昨年は皐月賞馬エポカドーロで、ワグネリアンと半馬身差。昨年は皐月賞3着のダノンキングリーで、クビ差まで迫ったものの伏兵ロジャーバローズの逃げきりを許してしまった。
レース後、本人としては珍しく翌日の月曜日や火曜日までショックを引きずった戸崎騎手は「『惜しかったね』という声を掛けられましたね。みんなが声を掛けてくれて、ありがたいですね」と話しながらも、「本当に1着だけが欲しいですよね」とダービーに対する熱い思いを語っている。
無論、まだ戸崎圭太とサトノフラッグとのコンビが決まったわけではないが、大きな落馬負傷を乗り越え、日本ダービーの時期に間に合わせてきたことは確固たる事実だ。果たして、戸崎騎手は悲願の舞台に立てるのか、少しでもチャンスの大きな馬がパートナーになることを願うばかりだ。