JRA NHKマイルカップ「苦労人」原田和真が悲願のG1制覇へ! プリンスリターン連敗中も「自分から動いて一番強い競馬している」
加用調教師は「(前走アーリントンCは)早めに抜け出してソラを使って3着。クビ差で負けたシンザン記念もそうだが、乗り方ひとつで何とかなったと思う」と、工夫次第で太刀打ち出来ると分析。「これまでの敗戦を今回につなげてほしい」と原田騎手に檄を飛ばす。
「加用調教師がおっしゃっている通り、2戦とも最後の直線で早めに先頭に立ったことで、ソラを使ってしまう悔しい結果でした。
原田騎手にとっては2戦とも自身にとって初の重賞制覇が懸かった1戦。当然、はやる気持ちもあったでしょうし、今回はそんな感情を抑えて、どこまで冷静に乗れるかが大きなカギになりそうです」(同)
だが、陣営にまったく臆するところはない。
プリンスリターンを担当する前田功士厩務員は、「(ここ2走)自分から動いて一番強い競馬しているのは間違いない。中間も原田君が付きっきりで攻め馬をつけてくれているし、人馬ともにタイトルを取らせてあげたいと思っている」(東スポWeb)と熱く語っている。
それぞれの力強い言葉に、厩舎が一体となって原田騎手とプリンスリターンをサポートしている雰囲気が感じられる。あとはこの想いに、原田騎手がどう結果で応えられるか。
出走18頭で、唯一デビュー戦からずっとコンビを組み続けているのが、原田騎手とプリンスリターンだ。これまで得てきた自信と反省を胸に堂々とG1に立ち向かっていけば、良い結果がもたらされるに違いない。