JRAアーモンドアイ安田記念(G1)敗戦でますます負けられなくなったサートゥルナーリア! 今年の宝塚記念(G1)“実は”G1馬7頭の豪華競演
28日、阪神競馬場では春のグランプリ・宝塚記念(G1)が行われる。1年の締めとなる暮れの有馬記念(G1)に比べ、出走メンバーが淋しくなる傾向もあってか盛り上がりを欠くことも多いG1ではあるが、今年は楽しみなメンバーが集まった。
ファン投票で上位に推されたアーモンドアイ、フィエールマンの回避は残念だが、サートゥルナーリアをはじめ、ラッキーライラック、クロノジェネシス、グローリーヴェイズ、ブラストワンピース、キセキら7頭のG1馬が出走を予定している。
宝塚記念の出走が避けられる背景には、梅雨の時期に開催されることや、馬場が傷んで荒れた状態となりやすいこと、秋のローテーションに余裕を持たせるには間隔が詰まってしまうことも大きな理由として考えられる。
さらに今年はドバイの国際競走を予定していた馬が、コロナ禍でレースを使えずにそのままとんぼ返りをすることになった影響も少なからずあったかもしれない。、グローリーヴェイズはドバイの関係でローテーションに変更があった組といえるだろう。
また、初G1勝ちがこのレースになる馬が多いことも宝塚記念の特徴だろう。荒れやすい傾向も強く、今年の1番人気が予想されるサートゥルナーリアもうかうかしていられない。
「入れ込みの強いところもあるサートゥルナーリアにとっては、無観客で開催される宝塚記念は絶対に落とせないレースとなりそうです。前走の金鯱賞(G2)で左回りを克服しましたし、阪神競馬場も昨年の神戸新聞杯を楽勝したコースですからね。
それにロードカナロア産駒代表の双璧であるアーモンドアイが安田記念でまさかの敗戦を喫したことも、負けられない理由です。父の評価を上げるためにも結果を求められる一戦となりそうです。
直接対決となった昨年の天皇賞・秋(G1)で敗れたリベンジのためにもアーモンドアイと戦うまでは負けられないですね」(競馬記者)
最大の強敵となるのはアーモンドアイを破ったグランアレグリアと同じく父ディープインパクトのグローリーヴェイズだろう。
昨年の秋は1番人気に支持された京都大賞典(G2)を6着と人気を裏切ったが、暮れの香港ヴァーズ(G1)をラッキーライラック、エグザルタントらの強豪相手に圧勝を飾っている。
今年まだG1未勝利のD.レーン騎手も背水の陣の覚悟で騎乗が見込まれるだけに人馬ともに侮れない存在となりそうだ。