JRA武豊「超大物フランケル産駒」で“旋風”再び!? 「16冠ベビー」ソウルスターリング女王君臨から3年
その血筋も然ることながら、すでにゲート試験を合格し、調整が重ねられるなどデビューへ順調なステップを踏んでいるという。
「おっとりしたタイプで、追い切りで派手な動きはないんですが、走ってきそうな雰囲気は陣営も高く評価していますね。マイル路線を歩むことが多いフランケル産駒ですが、この馬は桜花賞よりもオークスといったタイプ。松永幹夫調教師も『いかにもゆったりした距離が合いそう』と話していますし、デビュー戦から阪神の外回り1800mを使うようです」(同)
なお、デビューはすでに宝塚記念(G1)と同日に行われる阪神・芝1800mが予定されており、鞍上は武豊騎手になる見込みだという。トップジョッキーが集う新馬戦だけに、ハイレベルな争いになりそうだが、陣営にはそれだけの期待があるようだ。
他にもナンソープS(G1)を勝ったマーゴットディドを母に持つピエトラサンタ(牡2歳)も、昨年のセレクトセールで金子真人氏が2億1000万円で落札した注目株。すでに友道康夫厩舎に入厩予定で、金子×友道の牡馬といえばマカヒキ、ワグネリアンと2頭のダービー馬を輩出したコンビだ。
ソウルスターリングの女王君臨で、日本競馬にフランケル旋風が巻き起こった2017年春。あれから3年、再び欧州の刺客が日本を席巻するのか、21世紀最強馬の復活に注目だ。