JRA福永祐一、ワグネリアン「消極的騎乗」で藤田伸二・安藤勝己氏らに総スカン!? 宝塚記念(G1)は崖っぷちの総決算か
実際に、大阪杯に関しては、元JRA騎手の藤田伸二氏もTwitterで「祐一は何がしたかったん?」と苦言を呈していた。
“ご意見番”として知られる元JRA騎手の安藤勝己も「行かないと勝負にならん馬場を読んだノリの奇襲。ワグネリアンやブラストワンピースのような結果を回避できたわけやし」等とツイートして、思い切ってハナに立った横山典弘騎手を賞賛しながら、福永騎手らの工夫の足りなさを指摘している。
主戦として福永騎手は、次の宝塚記念では何としてもダービー馬の強さを示さなければならないだろう。ましてや、このレースは、ディープインパクト産駒が1回しか勝っていない(マリアライトのみ)レースであり、いよいよ福永騎手は追い込まれた状況の中にいると言える。
「この現状を打破するには、この春好調であった福永騎手自身の勢いを使って、打ち破っていくしかないと思います。
この春、コントレイルでクラシック2冠を獲得し、5月以降の重賞では2勝・2着1回・3着2回と好調です。先週日曜は重賞レースには騎乗しなかったものの、9戦3勝2着2回で存在感を示していました。
ダービー馬だからこそ大胆なことができない、という“縛り”はあるのかもしれませんが、自分の波に乗り、思い切った騎乗でワグネリアンを勝利に導くしかないのではないでしょうか」(競馬記者)
この宝塚記念で結果を出さなければ、福永騎手の主戦というポジションも危うくなってくるかもしれない。ここは何か策を講じて乗るか、己の勢いを信じてもっと積極的に乗るか……いずれにしても、上半期最後のG1でワグネリアンに再び輝きを取り戻してほしいものだ。