サトノダイヤモンド、ネオリアリズムの真の姿!? 『ロンジン香港国際競走』の予備登録から垣間見える各陣営の「ホンネ」とは
しかし、陣営が優先したのは2400mの香港ヴァースではなく、2000mの香港C。無論、勝つ可能性の高いサトノダイヤモンドのクラスになれば賞金の兼ね合いもあるのだろうが、陣営は「2400mよりも2000mで高いパフォーマンスを発揮できる」と見ていると受け取ることもできる。
そうなってくると、先述した菊花賞前の池江調教師の発言も信ぴょう性が高まるというわけだ。
ネオリアリズム(牡5歳、美浦・堀厩舎)
第1希望 香港C(2000m)
第2希望 香港マイル(1600m)
この夏の札幌記念(G2)でモーリスを撃破し、世間をアッと言わせたネオリアリズム。その後は、てっきり今週の天皇賞・秋(G1)に出てくるのかと思いきや、なんと11月のマイルCS(G1)を目指して調整中らしい。
キャリア14戦の5歳馬となるネオリアリズムはここまでマイル戦を未経験。それだけに、この選択には裏でオーナーサイドの大人の事情(同厩舎のモーリス絡み)があるなど様々な憶測を呼んだ。
だが、香港国際競走で陣営が優先したのは香港マイルではなく、2000mの香港C。このような決定を見てしまうと「やはり天皇賞・秋を使いたかったのでは」と思ってしまう。
リアルスティール(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)
第1希望 香港C(2000m)
第2希望 香港マイル(1600m)
2000mもマイル戦も十分に守備範囲のリアルスティールだが、最も向いてそうなのはドバイターフ(G1)を制した1800mではないだろうか。