JRA川田将雅「落馬」で危機一髪!? リーディング争いでC.ルメール捉えるも、まさかのアクシデントで乗り替わり
12日に阪神競馬場で行われた新馬戦(ダート1400m)は、2番人気のテイエムマジック(牡2歳、栗東・鈴木孝志厩舎)が好位から抜け出して快勝。鞍上の松山弘平騎手は、この勝利が嬉しいJRA通算700勝の区切りとなった。
13頭立てで行われたダード1400mのレース。松山騎手が「スタートも良くて乗りやすい」と振り返った通り、好スタートを決めたテイエムマジックは、内からハナを主張したゼンノアンジュを行かせる形での好位をキープ。楽な手応えで最後の直線を迎えると、力強く抜け出して見せた。
2歳馬らしからぬ落ち着いた走りだったが、管理する鈴木孝志調教師は「緩いところがあるので、まだ良くなる」と、さらなる上積みを強調。「かき込んで走るので、芝よりダートかな」と今後の路線を示唆した。
その一方で、心配されているのが、1番人気のレッドソルダードに騎乗するハズだった川田将雅騎手だ。
この日、ここまで3勝を上げ、リーディング争いを2勝差で追っていたC.ルメール騎手と勝ち星で並んだ川田騎手。このレースを勝てば単独首位の可能性もあったが、本馬場入場後にレッドソルダードが暴れたことで落馬……。
結局、検査のためレッドソルダードは急遽、岩田望来騎手が騎乗することとなった。
「レースは出遅れながら、最後追い上げて2着というもったいない内容でした。ただ、川田騎手は心配です。先週あたりから非常に調子が上がっているだけに、ここで戦線離脱はしたくないでしょうね。なんとか無事ならいいんですが」(競馬記者)
この件には、ネット上の競馬ファンからもSNSや掲示板を通じて「川田騎手、大丈夫なの……?」「今日調子よかったから心配」「川田離脱は痛いぞ」など、川田騎手の容態を心配する声が続々……。
そんなファンの思いが届いたのか、幸い、その後に川田騎手は無事復帰。まさに好事魔多しという出来事だったが、危機一髪で事なきを得たようだ。
一方、リーディング争いは函館で勝利したルメール騎手が再びリーディング単独首位に。2人の熱い戦いはまだまだ続く。