JRA中京記念(G3)ギルデッドミラーは危険な人気馬!? 「★指名」ラブカンプー、ヴァンケドミンゴが2連続激走! 今回の「爆穴」はアノ馬の一発!
19日、日曜阪神のメインレースは夏の名物重賞・中京記念(G3)。サマーマイルシリーズ第1弾・米子Sは 3歳牝馬スマイルカナが逃切り勝ちを収めたが、第2弾も熱い戦いが繰り広げられそうだ。
例年なら中京競馬場で開催される「ローカル」ハンデ重賞だが、今年は京都競馬場改修の影響を受けるため、阪神での代替開催となることは見逃せない。CBC賞(G3)、プロキオンS(G3)にしても中京から阪神に替わった影響が大きかったのではないか。
コースが替わったことで過去10年の結果や傾向も精度を欠くことからも、データ派には厳しい条件となる。だがその一方で、コースのデータは引き続き活かせることに注目してみたい。
今年の中京記念出走予定馬の父で阪神・芝1600メートル条件を最も得意としているのはディープインパクト産駒(7月12日現在)。【10.8.7.32/57】で勝率17.5%は断トツの数字である。2位のロードカナロアが【2.0.3.23/28】で勝率7.1%、3位キングカメハメハが【1.3.0.14/18】で勝率5.6%、4位オルフェーヴルが【1.1.2.15/19】と続く。
この結果からも狙いたいのは当然ディープインパクト産駒となる。余談ではあるが、ディープインパクト産駒は得意の阪神とは対照的に中京は苦手な傾向もあるため、コース替わりは大歓迎だ。
まず、「◎」にしたのはエントシャイデン(牡5、栗東・矢作芳人厩舎)。
18年に2勝クラスから3連勝。本格化を期待されたが、昨年の阪急杯(G3)を5着に敗れると、長らく低迷。ようやく復調を見せたのが3月の六甲S(L)の3着だった。次走の谷川岳S(L)でも2着と連続して好走。京王杯SC(G2)こそ9着と崩れたが、ダノンスマッシュが逃げ切った展開で後方待機なら度外視してもいいだろう。
特筆したいのは前走、安土城S(L)の勝利だ。このとき、グランドロワのスローの逃げにより、前にいた馬ばかりが残る展開になりながらも、まとめて面倒を見たのがエントシャイデンである。また、手綱を取った川須栄彦騎手の好騎乗も光った。今回引き続き川須騎手が手綱を取るのも魅力だ。