武幸四郎騎手の「騎手引退」がいよいよ公の事実に……最愛のパートナー・メイショウマンボとの「決別」が意味するものとは
それでもデビュー3年目には、62勝で関西リーディング6位。翌年の秋華賞では10番人気のティコティコタックでG1初制覇を成し遂げるなど、天才騎手を兄に持つ弟として確実な進化を見せていた。
だが、2006年に3年間交際した高島彩と破局。翌年からはケガなどもあって大きく成績を落とすと、2011年には飲食店で居合わせた客の男に殴られ、左ほおを骨折する全治3カ月の重傷を負うなど公私にわたって低迷した。
調教師転身に本腰を入れ始めた昨年から、目に見えて騎乗数が減っている幸四郎騎手。そんな中でも、メイショウマンボは幸四郎騎手が大舞台で戦える数少ないパートナーだった。
「メイショウ」の冠名でお馴染みの松本好雄オーナーはずっと幸四郎騎手を支えてきた人物のひとりで、メイショウマンボでオークスを制した際に幸四郎騎手が男泣きしたことは有名なエピソードだ。
そんな名コンビの”決別”。そこにある「意味」は、ただの乗り替わりではなさそうだ。