JRA「不運の乗り替わり」から1か月……。あの若手騎手が北の大地で大暴れ! 秋にはコントレイルを脅かす可能性も!?
今年のラジオNIKKEI賞(G3)を勝利したのは内田博幸騎手のバビット。当初は団野騎手が騎乗する予定だったが、同日の7Rで落馬負傷した結果、無念の乗り替わりとなってしまった。結果的にはバビットが勝利し、さらに阪神競馬場で行われたCBC賞(G3)では同期の斎藤新騎手が初の重賞制覇を飾った。団野騎手にとって初の重賞制覇を逃すと同時に、同期にも先を越されてしまったのだ。
レース後、内田騎手は「いい競馬をして団野騎手にバトンタッチしたいと思っていた。まだこれからチャンスはいっぱいある。これをバネにがんばってもらいたい」と団野騎手にエールを送った。
それから1か月、団野騎手は北の大地で3連勝を飾り、今年リーディング10位タイにつける43勝と大活躍。初重賞を逃した悔しさを糧に飛躍していると言えるだろう。
秋競馬は夏の上がり馬とともに団野騎手が次なるステップへと駆け上がっていくかもしれない。