JRA・C.ルメール「7勝」大爆発も川田将雅「痛恨」の0勝……合計8度の1番人気で連にも絡めず、リーディング争いは風前の灯火か
「ルメール騎手が、夏の札幌で勝ち星を荒稼ぎするのは毎年恒例のことですが、今年は先週までの2週間で7勝と、ルメール騎手にしては平穏な結果に終わっていました。
しかし、今週は積極的に勝ちに行く姿勢が光りましたね。土曜のポンデザール(札幌日経OP)や、今日のサトノエスペランサといった芝2600mは騎手の腕が問われるコースですし、タイムフライヤーで勝ったエルムS(G3)など、ダートでも早めに前を潰しに行って、ライバルに楽をさせませんでした」(別の記者)
今週の7勝で合計14勝と、一気に札幌リーディングの最有力候補に躍り出たルメール騎手。これで26勝を上げ、残り1日の開催を残してリーディングを決めてしまった昨年に匹敵するペースとなった。
一方、ライバルの大爆発でリーディング争いが一気に苦しくなったのが川田騎手だ。今週の競馬が始まるまではルメール騎手と4勝差に食い下がっていたが、今週痛恨の未勝利に終わったことあり、その差は11勝と大きく広がった。
今年は春先に首位を明け渡しながらも、必死にルメール騎手に食らいついていた川田騎手。リーディング争いの火を消さないためにも、来週以降の奮起が期待される。