JRAラッキーライラックは「2着固定」! “たまに荒れる”札幌記念(G2)「激アツ現場情報」で激走穴馬の気配が明らかに!? 馬券攻略のカギは“2段構え”
23日、札幌競馬場で札幌記念(G2)が開催される。昨年はフィエールマン、ブラストワンピースが凱旋門賞(G1)の前哨戦として出走したことで豪華メンバーが集結した。今年は日本からの凱旋門賞参戦馬がいないこともあって、やや手薄なメンバー構成となっている。
過去10年で、1番人気は【2,4,2,2】と抜群の成績を残している。だが、3連単の平均配当は6万4360円と、意外に荒れ模様。これには2度の20万馬券が大きく影響しており、それを除けば2万6081円と堅い決着だ。どちらのパターンも想定し、「強力現場ネタ」から札幌記念をハナビ杉崎が攻略する。
まず「◎」はノームコア(牝5歳、美浦・萩原清厩舎)だ。
前走、前々走は得意の東京マイルのG1レースを好走。今回は初の洋芝だが、ハービンジャー産駒が北海道開催で好成績を残しているため、心配する必要はないだろう。また、半妹のクロノジェネシスが力のいる馬場を得意としていることも、血統的な裏付けと言えるはずだ。
「短期放牧明けですが、美浦でしっかり仕上げてきました。横山典弘騎手も『長い距離が良さそう』と話していました。好走実績もあるので、久々の2000mでも問題はありません。好レースに期待したいですね」(厩舎関係者)
昨年の愛知杯(G3)以来の2000m戦だが、名手が距離延長に太鼓判を押しているのは心強い。また、札幌記念は2度目となる横山親子の重賞対決でもある。前回のエルムS(G3)は長男・和生騎手が最先着だっただけに、今回は父親の威厳を見せることに期待したい。
次に「〇」はラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)だ。
前走の宝塚記念(G1)は6着に敗れたが、G1・3勝の実績はメンバー最上位。圧倒的1番人気が予想される。最終追い切りでは抜群の動きを見せており、秋に向けて情けないレースはできないだろう。
「前走は稍重の発表でしたが、水が浮くほどの馬場。それに脚が取られたのが敗因に考えられます。押して行ってかかる面があったことも、余計に堪えました。放牧を挟んで、1週前に札幌に入厩して調整しています。小回りコースは問題ありませんし、実力通りの走りができると思います」(厩舎関係者)
過去10年で1番人気は複勝率80%の好成績だが、現在8連敗中でもある。そして、単勝オッズ1倍の支持を集めたモーリス、ゴールドシップ、ダークシャドウの3頭はいずれも2着に敗れている。ラッキーライラックは初洋芝の不安が拭いきれないため、今回もこの“2着の法則”を信じて、2番手評価としたい。