JRA新潟2歳S(G3)藤田菜七子「感謝」伝える芝重賞制覇へ! 「間違いなくNo.1」の評価に影響を与える1戦に「あの大馬主」も密かに注目か!?
30日(日)、新潟2歳S(G3)に出走するジュラメント(牝2歳、美浦・根本康広厩舎)で藤田菜七子騎手が自身初となる芝での重賞制覇を狙っている。
ダート重賞では、大井競馬場での東京盃(G2)と、JRA中山競馬場でのカペラS(G3)を、ともにコパノキッキングで勝利した藤田騎手だが、芝の重賞では過去4着が最高で未だ勝利はない。
今回騎乗するジュラメントに関しては、過去に京王杯2歳S(G2)で騎乗したグレイトホーンと同じオーナーである犬塚悠治郎氏の所有馬だ。
犬塚氏は(株)犬塚製作所の代表取締役社長である傍ら、人気ブロガーとして日々競馬に関する情報を配信している生粋の競馬ファンである。
藤田騎手自身が所属する根本康広厩舎の管理馬としては、犬塚氏のグレイトホーンに続き2度目の重賞挑戦。根本調教師も「オーナーも菜七子を応援してくれているし、ありがたいね」と話しており、ここは特別な思いでレースに挑む事となるだろう。
そんなジュラメントであるが、初戦で2着に負かされた相手が評判馬サトノレイナスである。
サトノレイナスは『Gallop臨時創刊 丸ごとPOG』(サンケイスポーツ)に掲載されている里見治オーナーのインタビューにて、里見氏が「2歳のラインナップの中で、牡馬もあわせて間違いなくナンバーワン」と発言した逸材だ。
「新馬戦特有の超スローの流れを考えれば、あの新馬戦ではサトノレイナスが1枚上の走りを見せたと感じます。今回の新潟2歳Sでジュラメントが好走するようなら、サトノレイナスの評価もさらに上がるでしょうね」(競馬記者)
サトミホースカンパニーの世代「1番馬」と評されるサトノレイナスは、次走10月4日(日)のサフラン賞(1勝クラス)を予定している。
サトノレイナスの評価にも影響を与えそうな新潟2歳Sであるが、藤田菜七子騎手にとってもここは特別なレース。お世話になっている調教師、オーナーへの「感謝」という意味でも気合の入る1戦となりそうだ。