JRAセントライト記念(G2)「150万円」バビット大出世に安藤勝己氏「菊花賞でも面白い」! 堂々たる逃げ切りに「雑草の賞金王」再来の予感
最終的に歴代最多タイとなるG1・7勝を上げ、JRAの歴代賞金王にも輝くキタサンブラックだが、その地味なバックボーンが懸念されたのか、初めて1番人気になったのは4歳の京都大賞典(G2)。すでにG1・2勝を含む、重賞4勝を上げた競馬界を代表する存在だったというから驚きだ。
「今回のセントライト記念の堂々たる逃げ切りに、キタサンブラックを思い出したファンも多かったようです。思えばキタサンブラックが菊花賞を勝った2015年のクラシック戦線にも、春に二冠を達成したドゥラメンテという絶対的な存在がいました。
残念ながらドゥラメンテは故障で菊花賞に出走しませんでしたが、キタサンブラックとどちらが強かったのかというのは、今でも競馬ファンの間で語り草になっているテーマの1つですね」(競馬記者)
この日のバビットの走りには、元JRA騎手の安藤勝己氏もTwitterで「距離が延びるのは全然問題なさそうで、菊花賞でも面白い」とコメントしている通り、無敗の二冠馬コントレイルにとっても無視できないライバルが出現したと言えそうだ。
雑草魂を持つバビットと、デビューから無敗でエリート街道を歩んできたコントレイル。果たして、最後のクラシックを手にするのはどちらか。「1強」と思われていた菊花賞に新たなドラマが生まれるかもしれない。