JRA「衝撃の7馬身」デュアリストがレコード圧勝! 北村友一「すごく力がある」新種牡馬ミッキーアイルから、武豊メイケイエールに続く大物登場!
26日、中京競馬場で行われたヤマボウシ賞(1勝クラス)は、3番人気のデュアリスト(牡2歳、栗東・安田隆行厩舎)が7馬身差で圧勝。従来のレコードを0.7秒も更新する圧巻の競馬でデビュー2連勝を飾った。
「直線は後続を離して、すごく力がありますね」
レース後、鞍上の北村友一騎手が絶賛するのも当然か。ダート1400mの9頭立てのレースで好スタートを決めたデュアリストは内からハナを主張。レースの主導権を握ると、最後の直線ではあっさりと抜け出して、あとは後続を突き放す一方だった。
この走りには管理する安田隆行調教師も「テン良し、中良し、終い良しでしたね」と手放しで絶賛。新種牡馬ミッキーアイルの産駒が父譲りのスピードを見せつけた。
「ここでは力が違いましたね。デビュー戦では3コーナーでトモ(後脚)が流れて外へ行ってしまい、なんとか勝った印象ですが、この中間からリングハミを導入して口向きを矯正。安田調教師もその効果を実感している様子でした。
ミッキーアイルといえば、すでにメイケイエールが武豊騎手とのコンビで小倉2歳S(G3)を勝って、12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)でも有力視されています。父は芝のマイルG1・2勝馬ですが、こうしてダートでも大物が出たのは、今後をますます明るくするニュースになりましたね」(競馬記者)
レース後には、北村友騎手が「さらに良くなりそう」と今後の活躍を示唆。気になる次走については「オーナーと相談して決めます」(安田調教師)とのこと。このままダート路線を歩むのなら、全日本2歳優駿(G1)などの地方交流レースが中心になりそうだ。
圧倒的なスピードを誇るデュアリストだけに、今後は距離の壁と戦うことになるかもしれないが、父のようにマイルまでこなせると早々のビッグタイトル獲得まで見えてくるに違いない。