福永祐一騎手がネット上で横山典弘騎手の「ポツン」に理解?武豊騎手にはない現代版「競馬界の顔役」の姿とは

 関西のトップジョッキーの一人となる福永祐一騎手が今週『netkeiba.com』の自身のコラムを更新し、ユーザーから質問を受ける形で関東の大御所・横山典弘騎手の騎乗スタイルについて語っている。

 横山典騎手といえば、一部のファンからは「武豊騎手以上の天才」といわれている名手。これまで2600勝を超える勝ち星を挙げており、数多くの大レースの制覇と共に関東の競馬界を牽引し続けている大騎手だが、一方でその”独特の感性”からファンに騎乗批判を受けることも少なくない。

 その代表的な騎乗がネット上を中心に「ポツン」といわれている極端な最後方待機である。福永騎手が質問を受けたのも、まさにこの騎乗スタイルについてだった。

 例えば、有力な3歳牝馬の1頭となるビッシュが春にフローラS(G2)に出走した際、横山典騎手が極端な最後方待機、いわゆるポツンを実践。結果は絶望的な位置取りから最後に猛然と追い上げたが5着止まりだった。1番人気ということもあって、ファンの間では大きな批判があった。

 しかし、逆にこの秋の毎日王冠(G2)でポツンを実践した横山典騎手は、12頭中11番人気だったヒストリカルで3着に入線。単勝75.3倍という実力を考慮しても横山典騎手の腹を括った極端な騎乗がなければ、おそらく成し得なかった結果であり、ファンからも大きな称賛を浴びた。

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