JRAミルコ「なんで?どうして?」凱旋門賞(G1)エネイブル撃破の裏で、「運命の2択」成功へ導いた兄の“助言”とは
M.デムーロ騎手は『netkeiba.com』の連載インタビューコラム『Road to No.1』で、凱旋門賞の前に弟と交わした会話について明かしている。詳細は本サイトを確認いただきたいのだが、M.デムーロ騎手は「3歳牝馬のラービアーに乗る予定だと聞いて、僕、『なんで? どうして?』とかなり怒りました。『ソットサスのほうが絶対に強いと思う』と言った」と語っている。
ソットサスに騎乗して凱旋門賞を勝ったC.デムーロ騎手だが、当初は同厩のラービアに騎乗予定だったのだ。
これについては『Racing post』でも裏事情が明かされており、ソットサスの調子が上がらないことから、凱旋門賞ではラービアに騎乗予定だったという。だが、調整過程で「ソットサスが復活した」というルジェ調教師の言葉を信じて、ソットサスへの騎乗を決断したとコメントしている。
もし、“運命の2択”を誤っていたら、偉業達成とはならなかっただろう。ソットサスへの騎乗の決め手はルジェ調教師だと思われるが、兄の言葉も影響していた可能性も全くないわけではないはずだ。
父に捧げる偉業は、デムーロ兄弟のタッグで成し遂げたものだったのかもしれない。