JRA”無双中”C.ルメールに「G1・隔離」の危機!? アーモンドアイ、グランアレグリア、サリオス……お手馬充実も、意外な「落とし穴」
11日、東京競馬場で行われた毎日王冠(G2)はサリオスが優勝。2着に3馬身差をつける圧勝で、初の古馬対戦を見事にクリアした。
C.ルメール騎手は「気持ち良かったです。完璧なレースができました」と、初めてコンビを組んだサリオスの走りに大満足の様子。シリウスS(G3)を制したカフェファラオに続いて、新たな有力3歳馬を手中に収めることになり、今後の大舞台での活躍が期待される。
また、この勝利でルメール騎手は10月に入って重賞3勝目。さらに同日8レースから4連勝を飾るなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
今週末以降も、ルメール騎手は有力馬の騎乗を予定しており、いつまで”ルメール無双”が続くか注目が集まる。
18日の秋華賞(G1)では無傷の3連勝でコマを進めてきたレイパパレに騎乗予定。デアリングタクトとは初対戦で、同じ無敗馬が3冠阻止をするのではないかと期待されている。全兄シャイニングレイは2014年のホープフルS(当時・G2)を制し、クラシック候補と目されるも、脚部不安に泣いた未完の大器だ。良血馬ということも、人気を後押ししているだろう。
25日の菊花賞(G1)では現在2連勝中のアリストテレスに騎乗予定。春はすみれS(L)で2着、プリンシパルS(L)で6着と結果を残せず、クラシックへの出走は叶わなかった。だが、夏の上がり馬として念願のG1という大舞台に挑戦する。また、近親にリンカーン、ヴィクトリー、アドミラブルなどがおり、近藤英子オーナーゆかりの血統という点も魅力的だ。
どちらもデアリングタクトとコントレイルの3冠阻止の有力候補だが、実はある問題を抱えている。