元JRA安藤勝己氏「分からない」菊花賞(G1)ヴェルトライゼンデ”最適舞台“で惨敗の大誤算……打倒コントレイル筆頭に突き付けられた「絶望的」な現実

 これには元JRA騎手の安藤勝己氏も「分からないのがヴェルトライゼンデ」と自身の公式Twitterで発信。「位置取り悪くなかったし、もっと走れていいはずなんやけどな」と続けたように、予想外の大敗が腑に落ちなかったようだ。

「スタミナに絶対の自信を持って臨んだ舞台での大敗に、ヴェルトライゼンデ陣営のショックは大きかったでしょう。コントレイルを負かすどころか抽選突破で滑り込んだ上がり馬のアリストテレスが王者にクビ差まで詰め寄る大健闘。

神戸新聞杯で負かしたディープボンドやロバートソンキーにも先着を許し、評価は急落も避けられません。次走はどのレースになるかはわかりませんが、厳しい現実に向き合うことになりそうです」(競馬記者)

 ヴェルトライゼンデは、コントレイルと初顔合わせとなった昨年のホープフルS(G1)、皐月賞(G1)、日本ダービー、神戸新聞杯と、これまで4度の直接対決をしている。

 2頭の最大着差は8着に敗れた皐月賞の1秒2差だったが、よりにもよって逆転すら視野に入れた菊花賞の舞台でよもやの大敗を喫した。

 5度目の対決で皮肉にもレコードを更新する1秒4の差がついたことは、陣営にとって大きな誤算だったに違いない。

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