JRA天皇賞・秋(G1)安藤勝己氏「ペルーサはブエナビスタに勝てた」!? 藤沢和雄調教師に「年度代表馬級」と言わしめた大器が種牡馬引退
自身のYouTube公式チャンネル『アンカッちゃんねる』に登場した安藤氏は、横山典騎手が落馬負傷したため、この秋からコンビを組んでいた。天皇賞・秋では出遅れた上に、最後の直線では前が壁になる厳しい展開だったが「最後の200mは凄い脚」と、今になっても思い出に残っているそうだ。
「安藤氏は、この年の天皇賞・秋を勝ったブエナビスタにも、かつて主戦を務めていましたからね。2頭の背中を知る方だけに説得力があります。ペルーサは、続くジャパンC(G1)でも出遅れて5着でしたが、有馬記念(G1)で3番人気に推されるなど、その潜在能力は誰もが認めるところでした」(競馬記者)
「ブエナ(ビスタ)は良いレースをしていますけど、僕のはやっぱり出遅れて、決して良いレースをしていないから……」
当時の天皇賞・秋を振り返り、そう語った安藤氏。JRAでの産駒デビューは僅か3頭と、ここまで活躍馬を送り出せずに種牡馬引退を迎えたペルーサだが、もしブエナビスタを破って天皇賞馬になっていれば、もう少し違った馬生があったのかもしれない。