JRA天皇賞・秋(G1)に「〇〇の法則」発見! 直近5年間で発動中……今年はアノ馬が該当で「大荒れ」必至!?
11月1日、天皇賞・秋(G1)が東京競馬場で開催される。その前日の10月31日には、東京でアルテミスS(G3)、京都ではスワンS(G2)の2つの重賞レースが組まれている。
注目は京都で開催されるスワンSだ。といっても、今年のレースではなく、昨年10月26日に開催され、ダイアトニックが勝利を収めた1年前の方。実は、2015年以降、「天皇賞・秋」と「前年のスワンS」の間には、ある法則が存在している。
さかのぼること5年前、2015年の天皇賞・秋を制したのは浜中俊騎手が手綱を取ったラブリーデイだった。その浜中騎手は、前年(2014年)のスワンSをミッキーアイルで制覇していた。
16年の天皇賞・秋で2着に突っ込んだのは、7番人気に評価を落としていたリアルスティール。この時、同馬に騎乗していたM.デムーロ騎手は、前年のスワンSでフィエロを2着に導いていた。
もうお分かりいただけただろうか、過去5年間の天皇賞・秋で馬券に絡んだ騎手のうち1人は、前年のスワンSでも馬券圏内に入っていたのだ。
【2015年以降の天皇賞・秋と前年のスワンS】
2014年スワンS 1着ミッキーアイル⇒15年天皇賞・秋 1着ラブリーデイ(浜中俊)
2015年スワンS 2着フィエロ⇒16年天皇賞・秋 2着リアルスティール(M.デムーロ)
2016年スワンS 3着エイシンスパルタン⇒17年天皇賞・秋 3着レインボーライン(岩田康誠)
2017年スワンS 3着までの騎手は18年天皇賞・秋に騎乗せず
2018年スワンS 2着モズアスコット⇒19年天皇賞・秋 1着アーモンドアイ(C.ルメール)
過去5年間で、1度だけ例外があった。17年のスワンSで馬券に絡んだ騎手3人は、18年の天皇賞・秋には騎乗していなかったため、これはノーカウントでいいだろう。この年を機に、この法則が途切れてもおかしくなかったが、昨年ルメール騎手がアーモンドアイを優勝に導き、再びこの法則が復活した。
もし、今年もこの法則が発動するなら、昨年のスワンSで3着までに入った騎手をリストアップするだけでいい。該当するのは、C.スミヨン、岩田康誠、田中勝春の3騎手だ。スミヨン騎手はもちろん、来日していない。昨年3着のマイスタイルに騎乗していた田中騎手は、今年の天皇賞・秋での騎乗予定はない。残ったのは、スカーレットカラーに騎乗する岩田康誠騎手だ。
アーモンドアイとクロノジェネシスの牝馬2頭が注目を浴びる今年の天皇賞・秋。実績面で見劣るもう1頭の牝馬スカーレットカラーの評価は決して高くなく、人気薄が予想される。
1~2着が人気馬で決着したとしても、もしスカーレットカラーが3着に食い込めば、高配当が望める。果たして、「天皇賞・秋と前年のスワンS」の法則は今年も発動するのだろうか。