JRAアーモンドアイは本当に「府中専用機」なのか? ファン投票1位を4回“蹴った”ウオッカとの決定的な違い
ちなみに、アーモンドアイの成績は以下の通りだ。
東京[6-1-1-0/8] 勝率75.0%、連対率87.5%、複勝率100.0%
それ以外[4-1-0-1/6] 勝率66.7%、連対率83.3%、複勝率83.3%
ウオッカと比較すると、東京以外でも好走していることがわかる。東京が得意ということに変わりないが、他のコースが苦手というわけではなさそうだ。
「管理する馬を勝ちやすいレースに出走されることは、陣営として当然の判断と言えます。2頭が東京のレースばかり走っていることは、しょうがない部分もあるでしょう。
アーモンドアイが府中専用機と呼ばれる原因は2つ考えられます。
1つ目は宝塚記念に未出走ということです。最強牝馬が宝塚記念に出走せず、2年連続で安田記念を選択したことに納得できないファンも多くいますからね。
2つ目には有馬記念で惨敗したイメージが強いことが考えられます。これまですべて3着以内だったアーモンドアイがまさかの9着という結果から、秋華賞以降はほとんど東京コースを走っていたことも相まって、東京でしか力を発揮できないという印象になったのかもしれません」(同)
ジャパンCで引退となるアーモンドアイは、府中専用機でないことを証明することができなくなった。だが、阪神、京都、ドバイでG1を勝っているという点は評価するべきではないだろうか。