JRAダノンファラオの浦和記念(G2)勝利は「コントレイル効果」!? 矢作厩舎「注目2歳馬」も出世街道濃厚か
25日、浦和競馬場で行われた浦和記念(G2)はダノンファラオ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が優勝。今年のジャパンダートダービー(G1)に続く、交流重賞2勝目となった。
3番手のポジションからレースを進めたダノンファラオ。最終コーナーから進出を開始すると、直線に向いた時には早くも先頭に立った。最後は猛追するロードブレスをハナ差凌いで、押し切り勝ちを飾った。
川田将雅騎手はダノンファラオと初コンビながらも見事な結果で応えた。先日のみやこS(G3)でも初騎乗のクリンチャーで勝利を飾るなど、さすがトップジョッキーといったところだ。
古馬相手に勝利したことで、今後ダノンファラオにはさらに大きな舞台での活躍が期待される。3歳を代表するダート馬の1頭と呼んでも過言ではないだろう。
今回、ダノンファラオが浦和記念を勝ったのは“必然”の結果かもしれない。
18日、栗東・CWコースでダノンファラオは3歳牡馬最強のコントレイルと併せ馬で追い切りを行った。コントレイルにとってジャパンC(G1)の1週前追い切りということもあり多くの注目が集まったが、結果はダノンファラオが先着を果たした。
「この調教の時計自体は悪くなかったのですが、コントレイルが先着を許したということが話題となりましたね。ダノンファラオが稽古駆けする馬ということもありますが、コントレイルに先着するだけあってかなり調子が良かったようですね。それが浦和記念で証明されました」(競馬記者)
今年、アーモンドアイと併せ馬を行うと好走するという事例もあった。秋華賞(G1)でマジックキャッスルが2着、菊花賞(G1)でもサトノフラッグが3着に好走。これについて、“アーモンドアイ効果”ではないかと注目が集まった。