JRAジャパンC(G1)今週の「美味しい1頭」……日本ダービー(G1)で“3強”撃破のアノ「厩舎&騎手」で大勝負!
マイルCS(G1)から再開したこの企画。先週は5番人気アドマイヤマーズの単勝1点で勝負したが、惜しくも3着に敗れた。有馬記念まで残りの平地G1・6レースで50万円獲得を目指す。
今週も厳選した1頭の単複で勝負予定。この企画のルールは以下の通りだ。
・マイルCS(G1)から有馬記念(G1)のG1・7レースで最終的に100万円を目指す
・予算は10万円(※マイルCSに敗れ、現在の手持ちは9万円)
・ホープフルS(G1)までは基本的に1レース1万円以上を賭ける
・最終戦となる有馬記念では100万円を狙う
上記の通り、ここで一つルール改定がある。最低50万円を目指すということで再開した企画だが、もともとは人生初の帯封ゲットが目的で始まった。「どうせなら最低100万円目指さんかい(編集長)」という指令が下り、有馬記念で最低100万円獲得を目指すことに……。
“鶴の一声”で一気にハードルが上がったため、ジャパンCではさらに攻めの姿勢に転じることにする。さて、肝心の予想だが、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの“3強”には敬意を表しつつ、帯封をゲットするためにも、ここは一角崩しに期待したい。
高配当の使者として指名するのは、3年前の菊花賞(G1)を最後に勝利から遠ざかっているキセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)だ。
前走の天皇賞・秋(G1)は好スタートを切り、先行策を取った。3番手を追走し、4角での手応えも悪くなかったが、直線伸びを欠き、5着に敗れた。敗因は、G1レースとしては、ペースが落ち着きすぎたことに尽きる。前半36秒5-後半33秒6というスローな展開には、鞍上を務めた武豊騎手も「瞬発力勝負はきつい。道悪でのスタミナ勝負の方が合っている」とコメント。距離もやや短かったとみる。
注目したいのが、浜中俊騎手が代打騎乗した2走前の京都大賞典(G2)だ。スタートで出遅れため、鞍上は腹をくくりいったん最後方まで下げた。向正面までにしっかり脚を溜めると、3角手前からロングスパートを開始。終始大外を回る距離ロスがありながら、直線ではしぶとく脚を伸ばし、グローリーヴェイズの2着に好走した。
浜中騎手には改めて好騎乗を期待したいが、3強の一角崩しの実績がある点も強調できる点だろう。浜中騎手が最後にG1を制したのは、昨年の日本ダービー(G1)。サートゥルナーリア、ダノンキングリー、そしてヴェロックスの“3強対決”と言われるなか、12番人気の伏兵ロジャーバローズでビッグタイトルを獲得した。
舞台は同じ東京芝2400mで、管理するのは角居勝彦調教師という共通点もある。さらにロジャーバローズもキセキも持久力に優れているという点も同じだ。キセキはスタートに難はあるが、ダービーでロジャーバローズが見せた積極果敢な競馬に持ち込めば、3強を撃破する可能性はあるはずだ。
また、キセキ自身も2年前のジャパンCでアーモンドアイの2着に入っている。あの時はアーモンドアイが驚愕の世界レコードをたたき出したが、決して歓迎できない高速馬場でも女王から0秒3差だった。今の馬場なら逆転があってもおかしくないだろう。
来年2月で引退する角居調教師にとってはこれが最後のジャパンC。昨年のダービーと同じ浜中騎手とともに再び“キセキ”を起こせるか。
馬券は、キセキの単複で勝負する。複勝でも4倍以上はつきそうだが、1着なら100万円どころか、500万円も見えてくる!?
【本命】
キセキ
【買い目】
単勝5000円
複勝1万5000円
【収支】
マイルCS -1万円
ジャパンC ?
【残金】
7万円
(文=中川大河)