JRAジャパンC(G1)「欧州の重馬場が合わない」外国馬ウェイトゥパリスは稀に見るガチ勢!? 勝てば「3億円ボーナス」で合計6億円ゲットにヤル気満々

 空前絶後の3冠馬3頭の激突という「世紀の一戦」に沸いている29日のジャパンC(G1)。だが、本競走が日本最大の国際レースであることを忘れてはならない。今年はフランスからウェイトゥパリス(牡7歳、仏・A.マルチアリス厩舎)が参戦しているのだ。

 新型コロナウイルスによる世界的な恐慌によって、海外遠征が困難となっている今年の競馬界。実際に、ここまで来日した外国馬はウェイトゥパリスただ1頭だけ。

 競馬ファンの間でも「大変な中、来てくれてありがとう」「ジャパンCの面目躍如」など、歓迎の声が上がっているものの、馬券対象として検討している人は極めて少数派だろう。

 それもそのはず。近年のジャパンCでは地元の日本馬が圧倒的な強さを誇り、外国馬が馬券に絡んだのは2006年のウィジャボード(3着)が最後。勝利も2005年のアルカセットが最後と、もはや“伝説”にさえなりつつある。

 日本のトップホースが毎年のようにフランスの凱旋門賞(G1)で苦杯を舐め続けているように、日本と欧州の馬場は別物……2017年に大敗したサトノダイヤモンドの池江泰寿調教師が「東京の2400mでやればエネイブルよりウチの方が強い。100%とは言い切れないけど、10回やれば9回は勝つ」とコメントした通り、外国馬にとってはジャパンCこそが“鬼門”なのである。

 しかし、今年は例年とはやや「状況」が異なる。

「欧州の重馬場が合わない。むしろ今年の東京の馬場ぐらいがちょうどいい」

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