JRA川田将雅「G1・1番人気7連敗」の代償……チャンピオンズC(G1)クリソベリル「勝ったのに謝罪」から2020年、未だG1・1番人気ゼロ
今秋のG1レースは1番人気が、とにかく強い。グランアレグリアのスプリンターズS(G1)から始まった本命馬の快進撃は、現在7連勝でJRAタイ記録だ。
無論、そこにはジョッキーたちの重圧を跳ね返す好騎乗があった。
現在G1・4連勝中のC.ルメール騎手はもちろん、無敗の三冠を達成した福永祐一騎手、松山弘平騎手も大きな「チャンス」を掴み、自身のキャリアにとって掛け替えのない勲章を手にした。
一方で昨年、度重なるチャンスを掴み損ねた男がいる。今週末のチャンピオンズC(G1)で、大本命馬クリソベリルに騎乗する川田将雅騎手だ。
昨年は、まさに「川田時代」の到来を予感させるだけの勢いがあった。
キャリアハイを大きく更新する152勝も然ることながら、重賞15勝も新記録。特にG1レースでは1番人気が7回、2番人気が5回、3番人気が2回と「一体どれだけG1を勝つのか……」と思われるほどの超豪華ラインナップだった。
しかし、川田騎手が手にしたのはクリソベリルのチャンピオンズCだけ……大舞台でことごとく人気を裏切ってしまい、関係者だけでなく、多くのファンからも「川田は勝負弱い」というレッテルを張られてしまった。
そして、その代償は決して小さくなかったのかもしれない。