JRAクリソベリル音無調教師「掌返し」発言で批判殺到!? 川田将雅も暗に「陣営批判」で亀裂も?
4番人気チュウワウィザードの優勝で幕を閉じたチャンピオンズC(G1)。2着に3番人気ゴールドドリーム、3着には10番人気インティが粘り、3連単は20万6940円の高配当となった。
1番人気のクリソベリルは4着に敗れ、結果的に昨年の1~4着馬がそのまま上位を占める形となった。さて、問題は単勝1.4倍の一本被りを裏切ったクリソベリルだ。
レース終了後には、元JRA騎手の安藤勝己氏がTwitter上で「追い切り遅れと前日追いは杞憂に終わるかと思ったけど、馬体重然り明らかに精彩欠いた。初めて間隔詰めて調整難しかったんやろな」とコメント。SNSなどでも、クリソベリルの状態面を敗因に挙げる声が大半を占めた。
そして注目を浴びたのが川田将雅騎手のレース後の談話だ。
「今の具合でよくここまで来てくれたと思います。能力の高さで4着まで辛抱してくれました」というものだ。これを聞いた一部ファンからは「状態が悪かったのなら使わないでほしかった」など川田騎手がやり玉に挙げられた。
しかし、その直後に管理する音無秀孝調教師のコメントが発表されると批判の矛先が変わる。
「追い切りの動きからパッとしなかったから。いつものクリソベリルと違う走りだった」
音無調教師が発したこのコメントに対して、ファンは「『状態面は問題なし』と自信を見せていたはずだったけど……」、「『昨年と同じようなレースをすれば勝てる』と言ってたような……」、「まるで掌返しですね」などレース前後で状態面に関する内容に乖離があったことに疑問の声が次々と上がった。
「最終追い切り後の川田騎手のコメントを振り返ってみると、状態面に関して歯切れが悪いコメントを正直に残していましたね。一方の音無調教師も不安な部分も口にはしていましたが、川田騎手のそれに比べると、自信は見せていました。
多くの専門紙などでも、調教の動き自体は物足りないことを伝えていましたが、国内無敗という実績から、そんな不安ははねのけてくれるだろうという思いがあったのかもしれません。最も反省すべきは我々マスコミなのかもしれませんね」(競馬記者)
音無調教師と川田騎手は、ともにクリソベリルの状態を敗因に挙げたが、「川田騎手の発言は、暗に陣営批判だよね」という声も出ている。今となっては、中間の動きが良くなかったことは明白。オーナーサイドと音無調教師で最終的な出走の判断を下したことは間違いない。この中には、川田騎手の発言に気分を害された関係者がいなければいいのだが……。