JRA有馬記念(G1)は“世相馬券”で決まり!? 「5-6-7」「GoTo」「鬼滅」「半沢直樹」「3密」……あの人気馬を“避けろ”の強烈サインも!?
27日、中山競馬場では1年の総決算となる有馬記念(G1)が開催される。
年末に行われるこのレースではたびたび、その年の世相を表す馬が好走する。例えば、アメリカ同時多発テロが発生した2001年には、マンハッタンカフェが勝利。2着には最下位人気のアメリカンボスが突っ込んだ。アメリカ絡みの2頭で決着した19年前の有馬記念は、最も代表的な世相馬券だった。
そんな有馬記念ならではの“サイン”が既にSNSなどで話題になっている。
2020年を表す代表的なサインは「コロナ」だろう。世界中で猛威を振るい、日本でも日々数千人の感染が確認されている。3連系の「5-6-7」はとりあえず押さえておくというファンはかなりの数に上るだろう。
その「5-6-7」に収まったのは、ワールドプレミア、キセキ、ラッキーライラックのいずれもG1馬。“コロナ馬券”実現の可能性は決して低くなさそうだ。
コロナ絡みでは、「GoTo」馬券も一考に値する。コロナ禍で落ち込んだ日本経済を立て直すため、菅内閣の肝入りで始まったこの政策。しかし、感染者の急増を受けて、「GoToトラベル」キャンペーンが28日に全国一斉に停止する。
「GoTo」馬券、すなわち、馬単「5→2」は炸裂するか。5番枠ワールドプレミアと2番枠ブラストワンピースは、それぞれ昨年の3着馬と2年前の覇者で、決して夢馬券ではない。
今年、老若男女問わず人気を集めたのが「鬼滅の刃」だ。10月に全国で劇場版が公開されると、人気はさらに過熱。興行収入の歴代最高記録更新が秒読み段階という状態だ。
注目したのは、1枠1番の好枠をゲットしたバビットの勝負服。「黒と緑」の色合いは、“鬼滅”の主人公・竈門炭治郎が着用する羽織を連想させる。“鬼滅”パワーで菊花賞(G1)10着からの巻き返しはあるか。
続いては、今年最も話題となった連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)から。「グラス」の冠名で知られる馬主の「半沢(有)」の名は出馬表にないが、「直」の漢字を持つ馬主と調教師はいる。バビットを所有する宮田直也オーナーとモズベッロを管理する森田直行調教師で、どちらも人気薄が濃厚。2頭そろって馬券に絡めば、100倍返しどころではない高配当を手にできそうだ。
半沢直樹といえば、今週に入って大きなニュースがあった。三菱UFJ銀行が、半沢淳一取締役常務執行役員を頭取に昇格させる人事を発表。異例の「13人抜き」人事が大々的に報じられた。今年も昨年のようなハイペースとなって、追い込み馬の“ごぼう抜き”があるかもしれない。