WIN5で掴んだのは「夢」か「悪夢」か!? キャリーオーバーから低配当まで天国と地獄…… 最後に待っていたのは残酷な結末か
WIN5とはJRAから指定された対象5レースの勝ち馬を的中させる馬券。高配当の出やすい券種としては3連単が有名だが、WIN5の場合はそれをさらに凌ぐ。これまで億超えを多数輩出した夢馬券といえるだろう。
その一方でWIN5長者となったにもかかわらず、馬券裁判という憂き目にあった事例もある。国民の義務として納税は必要不可欠とはいえ、馬券購入時に既に課税されていることから、二重課税にあたるのではないかという不満の声があることも確かだ。
だが、そんな悩みも的中者にのみ降りかかる不幸かもしれない。
4つまで当たっていても5つ全部当たらなければ的中扱いとならない残酷な馬券は、今年も大きな話題を呼んだ。
それでは今年開催された全56回のWIN5で低配当と高配当のトップ5を振り返ってみたい。
■低配当トップ5
日付、対象5R目、配当、的中票数、勝ち馬人気
11. 1 天皇賞秋(G1)、 3万830円、22548票、2-1-4-2-1
10. 4 スプリンターズS(G1)、5万8060円、10017票、1-1-3-4-1
1.12 シンザン記念(G3)、 6万5590円、6406票、2-2-1-1-2
10.25 菊花賞(G1)、 8万4020円、8777票、1-6-2-2-1
2.16 共同通信杯(G3)、 10万1490円、4852票、1-4-1-1-3
一万円台の払い戻しが4回と、本命党には厳しい結果となった。
シンザン記念が最終関門だった1月12日の開催は、5レースすべて1、2番人気で決着して6万5590円の払い戻し。年間通して上位人気馬だけで決まった唯一の回だった。菊花賞のあった10月25日や共同通信杯のあった2月16日は、それほど高配当でもなかったが、6番人気や4番人気が入り、難易度の高さが窺える。
的中票はそれなりにあるとはいえ、少ない予算でこれを的中させるのは、至難の業と言えるだろう。
では次に、高配当トップ5を見てみたい。