JRAまるでハンデキャッパーの嫌がらせ!? 誤算続き「幻のG1馬」にのしかかる過酷な現実…… シルクロードS(G3)除外対象で踏んだり蹴ったり
「記録上でも勝ち馬とされなければ、賞金すらもらっていないのに58.0キロは可哀想な気がしますね。身より実どころか、負の遺産だけ残されたのは不運というよりありません。
しかも、今回フルゲート18頭のところ21頭が登録してクリノガウディーは賞金順で除外対象にもなっています。出走が確約されない上に、出られても重いハンデでは踏んだり蹴ったりです」(競馬記者)
好材料があるとすれば、ダイメイフジとルッジェーロが根岸S(G3)にも登録していることだろうか。また、「アローワンスを含めたハンデ上位3頭の優先出走」に抽選で該当する可能性もある。
こちらもJRAが発表している規定によると、「ハンデキャップ競走については,重量の大きいものから上位 3 頭の馬に優先出走を認める。この場合において,同一順位の馬が多数ある場合には,抽選によって優先出走を認める馬を決定するものとする」というものだ。
モズスーパーフレアは単独1位となるが、セイウンコウセイ、プリモシーン、ラウダシオンとはタイとなり、出走のチャンスが生まれる。仮に出走できたとしても過去10年、シルクロードSでトップハンデ馬の優勝は2度のみで馬券に絡んだのは4度と苦戦を強いられているように、ハンデが重い馬には歓迎できない傾向も待ち受けている。
いずれにしても幻のG1馬から名実ともに真のG1馬となるには、前途多難な道のりといえそうだ。