JRA藤田菜七子「非情」の乗り替わりでコパノ“ショッキング“!? 遠征敢行もサウジカップデー乗り馬なしの危機……。最後の望みはアノ騎手の騎乗停止か
2月19日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で国際騎手招待レース「インターナショナル・ジョッキーズ・チャレンジ」(以下、IJC)が開催される。
今年で2年目を迎えるIJCはサウジCの前日に行われ、世界中から集結した男女7人ずつ計14人の騎手によって争われる招待レース。昨年は日本から武豊騎手が参戦した。
そして今年は日本を代表して藤田菜七子騎手が参戦する。
これについて師匠である根本康広調教師は「このような世界情勢で賛否両論あると思うが本人は強い気持ちを持っている。ジョッキー6年目だし、プロだからね」と藤田騎手の意思を尊重したと明かしている。
昨年も招待を受けていた藤田騎手だが、直前の落馬負傷により渡航を断念。リベンジの意味も含めて、強い意欲を持っているのは当然かもしれない。
サウジアラビアに遠征するとなれば、20日のリヤドダートスプリントに出走を予定しているコパノキッキング(セン6歳、栗東・村山明厩舎)に騎乗することも期待される。
これまで藤田騎手はコパノキッキングと9回コンビを組んでおり、19年の東京盃(G2)、カペラS(G3)で重賞2勝を挙げている。また、同年のJBCスプリント(G1)はクビ差の2着で、G1制覇にあと一歩まで迫った。
お馴染みのコンビが海外遠征となれば大いに盛り上がりそうだが、今回は乗り替わりとなる可能性が高そうだ。
28日、『スポニチ』はオーナーであるDr.コパこと小林祥晃氏が「ちょうどサウジアラビアに行っている菜七子ちゃんも考えたんだけど、その後にドバイへ行く可能性もあるとなると向こうの騎手に続けてお任せするのがスムーズかな」と話していることを報じた。
鞍上調整は村山調教師が行うとしており、藤田騎手から乗り替わりとなることが有力視されている。
「これまでオーナーは『藤田騎手に重賞を獲らせよう』とコパノキッキングの鞍上として起用して、見事に重賞制覇を飾りました。漢気溢れるオーナーであることは間違いありません。
ただ、今回はドバイへの転戦が視野に入っているとなれば、連続騎乗できる騎手を探すのはやむを得ないかもしれないですね。どちらも高額賞金レースですし、1年以上勝利から遠ざかっているキッキングを勝たせたいという気持ちも強いと思いますよ」(競馬記者)