今年も「キタサン&ユタカ」祭り!? 「背水の最強世代」を背負ってダイヤモンド出撃! シュヴァル福永「間に合う」! 今年の有馬記念(G1)が早くも話題沸騰中!
昨年の有馬記念で、キタサンブラックを下して優勝。さらなる飛躍が期待された今年は春初戦の日経賞こそ快勝したものの、1番人気を背負った天皇賞・春で12着大敗。
前走のジャパンCでも4着と不甲斐ない結果が続いているが、中山コースでは昨年の有馬記念以来負け知らず。今年の日経賞やオールカマーでは宝塚記念の勝ち馬マリアライトや、ジャパンC2着のサウンズオブアースを負かしており、その内容は濃い。
ジャパンCではキャリア最高体重とやや太めだったこともあり、今回どこまで絞れてくるか。体調さえ万全ならば、得意の中山で再び大きな壁となることもできるはずだ。
G1初制覇を狙うシュヴァルグラン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)には”朗報”が舞い込んできた。
前走のジャパンCで3着後、主戦の福永祐一騎手が5日に落馬負傷。有馬記念の騎乗が危ぶまれていたが、幸い骨折は軽度で管理する友道康夫調教師が来たるグランプリも「(福永)祐一で行く」と明言。
「アルゼンチン共和国杯の勝ち馬が、骨折した主戦騎手と共に有馬記念で初G1を狙う」という”流れ”は、昨年のゴールドアクターとまったく同じ。最大の懸念材料が消えた今、昨年のシンデレラ・ストーリーを再現するのみだ。
別路線組で最も怖い存在は、やはり宝塚記念を勝っているマリアライト(牝5歳、美浦・久保田貴士厩舎)だろう。
この秋はオールカマーでゴールドアクターに完敗する5着。続くエリザベス女王杯でも1番人気に推されながら6着と、まったく良い所がないマリアライト。