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C.ルメール騎手がG1勝ちを含む「6連勝」の大爆発で戸崎圭太騎手のリーディング陥落……ラスト2週で戸崎騎手の逆転の秘策は「引きこもり」!?


 特に象徴的だったのがメインレースの阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)だ。このレース、ルメール騎手が1番人気のソウルスターリング、戸崎騎手が2番人気のリスグラシューとまさに絵に描いたような頂上決戦。まるでリーディングの行方が懸かっているかのような、重大な一戦となったのだ。

 両者の明暗はスタートで、いきなり別れた。1枠2番という好枠からまずまずのスタートを決めたルメール騎手に対して、大外枠の戸崎騎手は痛恨の出遅れ。

 結局、戸崎騎手のリスグラシューは上がり最速で追いかけたものの、ずっと内々の経済コースを走り、好位からあっさりと抜け出したルメール騎手のソウルスターリング捕らえることができずに2着敗退。

 両者にとって、この1勝はただの1勝ではないはずだ。続く最終レースではルメール騎手が最下位に沈んだ一方で、戸崎騎手が意地の快勝。この日唯一の白星を挙げて、なんとか1勝差に食い下がっているだけに、もしも阪神ジュベナイルFの順位が逆転していれば、まだ並ばれるだけで済んでいたともいえる。

 だが、戸崎騎手にとって幸いなことに、今年の競馬はあと2週間残されている。

 戸崎騎手の”課題”は明確で、関西圏に遠征すると有力な騎乗馬の確保に苦労している点である。

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