武豊騎手「一度はコンプリートしておきたい」JRA全G1制覇の大偉業に向けて心中を告白!来年大阪杯のG1昇格前の「ラストチャンス」に勝負をかける!
18日に阪神競馬場で開催される今年の朝日杯フューチュリティS(G1)で、最も注目を集めているのは『JRA全G1制覇』の大偉業が懸かる競馬界のカリスマ・武豊騎手だろう。
1988年の菊花賞(スーパークリーク)で初のG1制覇を飾ってから28年。先月のジャパンC(キタサンブラック)でJRAのG1制覇は72を数える。そんな武豊騎手が今週末の朝日杯FSを勝てば、年間22あるJRAの平地G1をコンプリートするというわけだ。
無論、このような大記録にあと一つに迫れるのも、後にも先にも武豊騎手しかいないかもしれない。述べるまでもなく、G1を1つ勝つだけでも大変なことで「世紀の大記録」と述べても差し支えないだろう。
だが、そんな武豊騎手をもってしても、2012年にマイルCSを勝ってリーチが掛かってから今年で5度目。そして何よりも、武豊騎手にとって今年が『JRA全G1制覇』の「ラストチャンス」と言われている。
その所以は、来年から大阪杯が新たにG1昇格することだ。
つまり、今年の朝日杯FSを勝つことができれば”一時的”とはいえ、文句なしの『JRA全G1制覇』となることは間違いない。だが、翌年以降にずれ込むと大阪杯という偉業達成のための「新たなターゲット」が出現するということである。
武豊騎手には現在、今年の大阪杯2着のキタサンブラックという強力なパートナーが控えており、来春の大阪杯を勝つことも十分に想定できる。しかし、競馬である以上、当然ながら絶対ではない。
さらにJRAは年末の2歳重賞ホープフルSのG1格上げも検討段階に入っており、時が経つほど『JRA全G1制覇』の実現に暗雲が立ち込めることは間違いないだろう。